……徒然と言うよりも、むしろ裏側。

以前、ユリの昇格話『境界越しの約束』の中で、それまでラスクにも隠していた魔導士への昇格を、襟章のモチーフで感付かれるって場面書いたけど、あれを書いててふと気がついたことが一つ。
……なんでさ、ケルベロスとペガサスの間に、グリフィンを入れなかったんだろう? ってこと。
つまり、現行のケルベロス組を、グリフィン組。で、10/22 23時現在、一握りどころか、片手ですら余る程度しか到達していない大賢者の為のAクラス、いわゆる、ゴーレム組を、ケルベロスとしなかったのかな? って。
え? そんなことをしたら、ギリシャ神話から採られている名前の整合性が破綻する?
そんなもの、ホビットがある時点で崩壊してるじゃんか。
閑話休題
前に、どっかで書いたと思うけど、俺が襟章のモチーフにしているのは、基本的には、各階級におけるAクラス相当の組の名前になっている想像上の存在。作中においては、未だ初級*1のタイガが、「小人の襟章をつけている」的な表現で表したようにね。
でね、大賢者に到達した生徒がつける襟章の意匠、つまり、モチーフに、ゴーレムは相応しいのかって思ったのさ。バックボーンを知っていれば、賢者でのSクラス、大賢者でのAクラス以上の成績を出しているプレイヤーが所属する組に、『知恵とは無縁の機械人形』を意味する、この名前を付ける事自体が、俺には冒涜に思えたのさ。
だから、俺は、賢者にスレイプニル、大賢者にフェンリル狼、つまり、ケルベロスの原形となったであろう狼という点で共通する存在をモチーフとして選んだんだけどね。まぁ、この時は、ペガサス以上の神馬でないと意味がないと思ったんで、オーディンの騎馬にして八脚の神馬・スレイプニルをあてがったんだけど、文献繙いてみるとさ、スレイプニルよりも、もっと相応しい存在があったのさね。
それが、グリフィン。どうして、賢者の襟章のモチーフに、グリフィンを選んだのかはwikipediaでの記述を見れば判ると思うけど、紋章学での解釈に、グリフィンには「知恵」の象徴としての一面がある。つまり、賢者と言う称号を背負うにたる生徒たちを支える意味での象徴としてね。

まぁ、こういう戯れ言が、この先関ってくることがあるのか、無いのか? と問われれば……
軽ーく関ってくる話もあるわけで、って感じにしか言えないんだけどね。
でも、こういう重箱の隅をつつくような設定したところで、全然本編には影響しないんだけどね。

*1:と言ったところで、今でも中級でしかないんだけど