ラスクだけじゃないのよ。ユリの方も、同じようなこと考えててね……

ユリ:
 はぁ……
タイガ:
 何、溜息吐いとんのや?
ユリ:
 ラスク凄いなぁ、って。
タイガ:
 また、C堕ちが見えとるもんで、弱気になっとるんか?
――ユリ、タイガの言葉に、素直に頷く。
タイガ:
 安心せえ。ラスクも、お前と同じ事言うとったわ。ペガでメダルを獲れるお前を見てな。
 ラスクは、波に乗れれば安定できるが、かわりに、ここぞでの勝負強さがない。かわりに、お前は、波に乗っかっても安定とは無縁かも知れんが、そのかわり、ここぞでの勝負強さがある。
 互いに、自分にないモノを羨ましく思えるんやったら、それでええんとちゃうか?
ユリ:
 そういう、ものなのかな?
タイガ:
 そういうもんや。不安やったら、ラスクんとこ泊まればええやないか。
ユリ:
 でも……今、準備期間中だし……
タイガ:
 知っとるか? ルールってな、例外を作るためにあるんやぞ。
――そう言って、タイガがニカッと笑いかける。
タイガ:
 それに、お前らが、ナイトに出る、最後のフェスタかもしれへんやろ?
ユリ:
 な、何が言いたいのよ!?
タイガ:
 いや、キングで最初のフェスタの方がええかも知れへ(ばきっ
ユリ:
 エロタイガ!

……頭わいてますね。そうですね。(苦笑)