暑さで頭がまわんねー!

夏が来ると、二日に一回は、こんなこと言ってるよなぁ。
もう、風物詩というか、なんというか。

そう言えば、去年の今頃は、ケツイを買うために、必死で緊縮財政しいてたっけ。
今年は……

砂糖も高いし、ガソリンも高い。そのアオリが来たかなんかで……はふぅ…… orz
さてと……んじゃま、コピペでお茶でも濁すかな。
大まかなおさらいは、00年02月02日。で、話の頭は、8/7。このパートの始まりは、8/18、つまり、この前の金曜日。
では、本日の分量でも。

魔(大いなる力)を導く士(もの)として#4

<-『魔(大いなる力)を導く士(もの)として#3』

 最終的には、カイルから、場所や道筋などを聞き出したタイガ――結局、カイルからも「馬に蹴られないように気をつけてくださいね」と忠告されることになったのだが――は、予鈴が鳴っていることなど気にもかけず、碑への道を歩いていた。しばらく、一人で歩いていると、ぽつんと一人で、誰かを待っている様子のラスクの姿が目に入った。
「どうした、一人で?」
 傍に、ユリの姿がなかったので、不用心だな、と思いながらも、そんな感情を微塵も感じさせずに、タイガはラスクに声をかけた。と、ラスクの方も、自分に気付いたのだろう。多少和らいだ表情 を見せてタイガの呼びかけ答えた。
「タイガさん」
 手持ち無沙汰にはしているが、不安定になっている様子はなかったので、ラスクに断りつつ、タイガは、彼の傍にしゃがみ込んだ。
「二人で行動しとると思ったんやけどな」
「『ルール違反でしょ』って言われちゃった」
「何が、ルール違反やねん?」
「碑に報告に行くこと」
 と手短に答えると、タイガの質問を先読みしていたのか、準備していた滑らかさでラスクが言葉を続けた。
「父さん達のところには、昇格したときだけ、行くことにしてるから」
「碑って、なんや?」
「知らない? 賢徒の碑。賢者号を授かって巣立ちながらも、死んでしまった人達の名前の刻まれる碑のこと」
「そう言えば、前に、サンダースのおっさんがそんな話しとったな。お前さんが、レオンに詰め寄られたときに、そんな言葉がどうのこうのって」
「レオンさん、行方不明のお父さん探してるらしいから、名前が増えたかどうか、確かめたいんだけど、できないから、ぼくが代わりに探してるんだ」
「けど、なんで、お前が行く必要有んねん? 身内に賢者でも居る……いや、居ったんか?」
 と、問いかけておいて、タイガは、既知の事実を知らないフリをする自分に、ちょっといやらしさを感じていた。
 が、ラスクは、そんな彼の心情を知ってか知らずか、溜息を一つつく。
「うん……父さん達の、名前が、あるから」
 先の溜息は、答えなきゃいけない、との決意の表れだったのかも知れない。
 絞り出すように言葉を綴ったラスクに、タイガは返す言葉を失った。とはいうものの、沈黙したままというのも不自然に思われるだろうと、タイガは、自分の後ろめたさを解消するために本音を口にした。
「いざ、本人から聞くと……結構重いもんやな」
「え?」
 予想外と言えば、予想外なタイガの反応に、ラスクが小さく驚きの声を上げる。
「いや、その話はな、なぞる程度には聴いとったんや。ユリからな」
「そっか……」
「けど、そしたら、なんでユリは碑に行ったんや?」
「よく判んない……ただ、連れていって欲しいって」
――理由、言うてないんか? ユリの奴。
 ラスクの答えを聞いて、思わず口にしそうになったタイガだったが、その言葉を飲み込んで、違う言葉を投げかける。
「なんか、有ったんとちゃうか? ユリにとって」
「……なのかな」
 間をおいたラスクの言葉に、タイガは、ラスクも隠し事をしているのではないか、と判断し、それを引き出すために、誘導尋問してみることにした。
「ラスク、今、上級の何級や?」
「六級」
「お前が上級になってから今までの間に、ユリは何回トーナメントに出とる?」
「よく、判んない」
「なら、ユリが出した結果ぐらい、お前も知っとるわな」
 とのタイガの問いかけに、ラスクは頷くことで答える。
「どれぐらいになれると、お前なら思う?」
「一級か、もう少し先」
「素直に言うたらどうや?」
「だ……」
 言葉がつかえているような様子のラスクに、タイガは、
「言いたないんやったら、言わんでもええわ…… まだ、早すぎたな」
 と言葉をかけて、ラスクの頭を乱暴になで回す。と、ラスクの方も、落ち着きを取り戻せたのか、静かに言葉を紡ぎ出した。
「魔導号、受けてもおかしくないんじゃないかな」
「昇格した、っちゅう訳か……」

To be continued... -> 『魔(大いなる力)を導く士(もの)として#5』

ダベリ

タイガ兄ちゃん、お邪魔虫〜……な感じの今日の流れ。
……って、昨日書いた事と違ってんじゃん!
ごめんなさい。勘違いしてました。あのまま、ユリの側で話が進んでいくと思っていたもんで。
場面転換してた事、自分が忘れてしまうと言う有り様で。orz
真剣、頭が止まってます……はふん……