思うように戦えない日も、ある……

――ラスクに珍しく誘われたユリ。
ユリ:
 酷い結果になったわね。
ラスク:
 ごめん、なさい……あんなこと言っといて……
ユリ:
 気にしないの。それに、仮に、堕ちたとしても、めげないしょげないこと。
 でないと、私に釣り合う魔導士なんかになれないぞ。
ラスク:
 ……うん

――落ち込んでいる様子のラスクに、溜息一つ。

ユリ:
 私も、明日は休むって言ってないから、このままデートに行くってわけにはいかないけど、

――ラスク、ユリが何気なくいった、デートとの言葉に反応。

ラスク:
 え?!
ユリ:
 デートに行くぐらいでそんなに、びっくりしないの。
 付き合ってるんだもの、別にデートに行くぐらい普通でしょ?
ラスク:
 う、うん。
ユリ:
 じゃ、きまり!
 明日は、HRが終わったら、泳ぎに行こ。ね。