戦い済んで、日がくれたーってね。

美乃梨:
 あ、おかえり。って、随分落ち込んでるじゃない?
ふゆざき:
 ボコボコにされてきた……
美乃梨:
 で、落ち込んでると。
ふゆざき:
 わりぃか?
美乃梨:
 べっつにー。落ち込むのは、ひであきくんの勝手だけどね。
 たださ、ちょーっと気になったところがあったのよね。
ふゆざき:
 んだよ?
美乃梨:
 ひであきくんさ、せっかちすぎるところない?
ふゆざき:
 んなつもりはないが……
美乃梨:
 なら、なんで、「のらりくらり」をQMA3期間の方針として掲げたの?
 向こうで答えてるときの、有り様、それ、何処かに置き忘れてきてなかった?
ふゆざき:
 ……かもしんないな。
美乃梨:
 別にさ、勝負に熱くなるのをどうこう言うつもりはないの。だからこそ、って事もあるだろうから。
 ただね、熱くなりすぎて、原点見失ってたら、意味ないのよ。
ふゆざき:
 見失ってたんかね?
美乃梨:
 見失ってたわね。
 一つ聞くけど、ひであきくんが、「またーり」とか「のらりくらり」とか、しゃにむに突っ走るような事を否定する言葉を掲げるのはなぜ?
 自分を制御するためじゃないの? 人に言うことで、自分にも言い聞かせ、その刃を振り回さないようにするためじゃないの?
 そうでなくても、ひであきくんの言葉は、恐ろしく切れるカミソリにもなれば、人を楽しませる包丁にもなるってのに。
 それを、感情の赴くままに振り回してたら、ダメじゃない。

 悔しかったら、泣けばいいのよ。自分の身の程を思い知ったらいいのよ。
 顔を上げるために、俯いて、泣いて、泣いて、泣きはらして。で、涙を拭いたら、顔を上げて、歩き出せばいいの。
 だから、あの子たち*1、あんなに笑っていられるんでしょ?
 顔向けできるようになるまで、泣くこと! 良い? 判った?

今更、あたしがこんなこと言っても、手遅れかも知れないけど、その場に居合わせた方々に。
申し訳ありませんでした。しばらく弱い者イジメ*2させておきますので、よろしかったら、長い目で見てやってください。

とは言え、あの成績じゃ、多少下駄はかせて貰ってても、関係ないものね……
ま、あたしとしては、最後までちゃんと答えたところは評価してあげるから。その分、身になったと思いなさい。

*1:ユリラスタイガのこと

*2:不釣り合いなレーティングの相手をカモる事。と言うことで、カモられ希望者(いねーよ)はweb拍手でコード交換だ(ォィ