どうにかこうにか形にしたけど、無理矢理っぽいから分量少なめ。
ってか、無理矢理な場面転換すると、筆が進まなくなるもんなんかな?
えーっと……頭からなら、5/1に。ちょっと前の「Break the Wall」の先頭からなら、5/10から。
一応、それぞれにリンクは張ってあるけどね。
幕間#2・昨夜聞かされた話#1
<-『Break the Wall #6』 タイガに制止されてしまったために、取り残される格好になったユリが、ラスクが走り去った方向を見つめたまま問いかける。 「タイガは、気にならないの?」 「は?」 「ラスクがあんなふうになってるって言うのに」 タイガの反応が気に入らなかったのだろう。イラついたような態度が、言葉の端々に見え隠れしている。 「気にならん、と言えば、嘘にはなるな」 「だったら、どうして引き止めたりしたのよ」 イラつきを隠そうともしないユリに、溜息交じりでタイガが応える。 「もう言うたやろ? お前の前で泣ける心境や無いから、無理にでも逃げ出したって」 自分を見るユリの視線に、とげとげしいモノを感じたからなのか、少しでも、「それ」をそらせるためなのか、言わずにいた言葉を補っていた。 「んな心配せんでも、あいつの中で整理がつけば、お前に甘えることもできるようになるんとちゃうか? それにな」 「何よ?」 「言わせるな」と、そう言いたげにタメを入れたタイガの態度に、ユリが怒りを覗かせる。 「本人に話す気がないことを、無理矢理聞き出すってのは、優しさや無いぞ」 「そ、そんなこと判ってるわよ」 タイガに言いくるめられる格好になっていることに、ユリが口を尖らせながら応える。が、タイガは、それに追い討ちをかけるかのように言葉を継いでいた。 「単なるお節介。余計なお世話っちゅうこっちゃ」 「けどさ……」 タイガの言葉が追い討ちになったというわけでもないのだろうが、妙に弱々しい彼女の様子に、気遣いの言葉をかけた。 「お前の方は、独りで抱えるには荷が重いか」 無言で頷いたユリに、呆れるように口にするのが精一杯だった。 「ったく、厄介な荷物、抱えとるもんやの。二人とも……」 そうぼやいた後、タイガはしばらく黙り込んだ。 「判った…… きっついんやったら、話せ。そのかわり、俺が聞き流しても文句は言うなよ?」 「気が効くじゃない」 「お前らやから、気ぃ効かすんや、ぼけ」 To be continued... -> 『幕間#2・昨夜聞かされた話#2』
困ったときは、タイガ兄ちゃんで。(マテ
……反応がないのは、あれかな。呆れられてるってことかな?
でも、その割に、pv回ってるんだよなぁ……
どういう事なんだろ? 気にしたら負け?(笑)
けど、これで、時間軸的に連続させることができなかったから、敢えて飛ばした部分を書くことができるよ。
こっから先は、こいぬのお巡りさん……が主役を張るのは、もう少し後だった。