取り敢えず、ざっと……

さすがに、連続帯の記述をちょろちょろ変えるのは良くないだろうしね。んなわけで、これも、こっちにお引っ越し。
特に断っていない場合、対象年は、2006年です。

Part1『ラスク・Pre-Expert』&Part2『時間的空隙』(Part1:5/1〜5/7。全五回。Part2:5/8。一回。)

次期フェスタ*1の開催も間近に迫った、うららかな春の日。ラスクたち14人の担任でもあるアメリアが、ラスクが中級魔術士一級と認められたことを告げたことからが、発端と。
半ば、というか、なし崩し的に公認にしたような格好になっていたユリは、その晩、前祝い、とばかりにラスクを誘おうとするが、つれなく断られてしまう。が、その様子を見ていたシャロンが、ユリを誘うと、それに異変の匂いを嗅ぎつけたかのようなルキアに誘われて、夜半の集いに共々参加させられる事になった。
ユリの誘いを蹴った当のラスク本人はと言えば、上級昇格を目指して、その日はトーナメントに向かったものの、結果を出すことができず、また、昇格を決めることもできずに、イライラした様子で帰ってきた。
戻ってきてからしばらくは、おとなしくしていたものの、どうしてもイライラがおさまらなかったのか、机に八つ当たりしたところをタイガに教室の外に連れ出され、諭される事に。それが、ラスクの心情を静めたのか、自らが上級魔術士を名乗るに相応しい実力を得るために、サンダースに協力を仰いで、更に知識を増やそうと努力することに。

Part3『Break the Wall 1st Half』(5/10〜5/17。全六回)

その翌日。フェスタ期間が発表されたHR終了後、ちょろちょろとラスクの様子を観察するように伺っていたユリに気付いたタイガが、聴きたいことがあるのなら、本人から聴けと突き放す。昇格までの期間がどれぐらいになるのか、また、フェスタ準備期間からの二人のルールで、誘うこと、誘われることを無しにしていた事もユリにとっては負担の方向に働いてしまっていた事に気がついたタイガは、ラスクの決意も同時に伝えて。それがユリに決断を促したのか、自分から、本人に聴くとの回答を選択したので、タイガはそれを後押しした。
ラスクと正対して、本当に聴きたかったことを中々切り出せなかったユリだったが、ラスクの言葉を遮るように問いかけた言葉が、ラスクの中のなにかを壊してしまったのか、彼は、逃げるようにトーナメント会場に向かってしまった。

Part4『昨夜聞かされた話』(5/18〜5/27。全七回)

取り残される格好になったユリは、引き止めたタイガに、昨夜聞かされたラスクの生い立ちのことを話す。が、それを聴いたタイガの反応に、怒りすら覚えかけたが、彼の言葉に納得もしてしまっていた。

Part5『Break the Wall 2nd Half』(6/5〜6/9。全五回)

今日こそ昇格する、との意気込みでトーナメント会場を訪れたラスク。その日は、その意気が良い方向に影響したのか、先んじての二戦では、決勝の舞台に駒を進めることが出来ていた。が、結果は、ゴールド1枚のみ。しかも、メダルに届かなかった二戦目では、昇格を決めることもできず、確定させるために、昇格認定が降りない危険性を承知の上で、三戦目に挑戦。
……
昇格を決め、会場を後にしたラスクの前に、観戦していたタイガとユリが顔を覗かせる。その日の戦果を報告し、昇格したことをユリに告げたのだった。

Part6 『私が一番聴きたい話』(6/12〜6/23。全九回)

ラスクの生い立ち。この一件で、全てが終わってしまった昨夜のパジャマパーティのリベンジ編。そもそも昨夜、一席設けたのも、ユリとラスクのキスに関する話を聞き出すため、だったのだが、その目的を果たせなかったばかりに、二夜目を迎えることになった。
とは言え、二夜目では、いきなり本題にとっかかることができたので、ルキア自身が思い描くシーンを語り出すのだが、ヤンヤンの言葉で中断。そのまま、ヤンヤンに話題を振るが、本人に想像する余裕はないとのつれない言葉。ならばと、シャロンに話題を振るが、彼女の言葉は、二人の気持ちが盛り上がった場面が理想の場面と、これまたつれない返答。仕方なく、マラリヤにも聞いてみるが、予想通りとえば予想通りの言葉に、思わず中断。ヤンヤンの言葉でトリップしていたクララを、現実に引き戻し、話を聞くと、そのトリップしていたシーンも良いとの言葉。体格差を考えろ、と言いたくなったルキアだったが、応えまいとしていたユリも、埋められていく外堀に業を煮やしたように、クララの想像の穴を埋めるようなことを口にし、ルキアにとっての主菜、ユリの出番となった。

Part7『ラスク・Expert』(6/26・7/3〜7/6。全六回)

賢徒の碑に、階級の昇格という形で、自分の成長を報告に向かうラスク。いざ、碑を前にして、レオンの依頼をこなすラスクを見て、クリスは、中級に昇格したときの報告の時のことを、そして、いざ報告を、との段で、ラスクは、ユリと初めてであった時のことを思い出していた。
短い回想の後、思い思いに将来を口にした二人に、「自分たちの人生、ゆっくり歩んで行きなさい」との風の声が届く。
若葉萌え立つ、花と雨の狭間の季節のことだった。

Part8『老師の導き』(7/10〜7/11。全二回)

ラスクを自分の部屋に招き入れたユリは、彼が予想しているだろう質問を投げかけず、「辛くないの?」と問いかけた時に、彼の口から出ていた言葉に関して、問いかけた。
それは、ラスクにとって、無彩色の時間の始まりを意味する、変わることのない厳粛たる事実を直視することに繋がっていた。

Part9『貴女(ユリ)じゃなきゃ』(7/12〜7/18。全七回)

ラストブロックは、皆様ご自身の目で、ご確認ください。
で、このパートタイトルが相応しいものであったか否か。お伝えいただけると幸いです。

Appendix postscript...

まぁ、お中元のようなものです。はい。

*1:早い話、トム・ヤム・クン大会のこと