……テトリスやってると、美乃梨さんに鉄拳制裁されるモノ。
そろそろいい加減、まとめた方が良いのかな?
一から追いかけるのが面倒くさい、って人が居るようなら考えるけど……
んじゃ、朝のHRが終わって、各自「どうしようか?」とざわついてる教室の中で。
Break the Wall 1st Half #2
<-『Break the Wall 1st Half #1』 沈みがちなユリに気をつかったのか、ラスクの席の近くを通らないようなルートを選んで、ルキアが教室の外に連れ出した頃、タイガも昇格を間近に控えたラスクの傍に向かっていた。 「調子はどうや?」 「そんなに悪くはない、かな」 「ほぉ〜 今日は決める、ってとこか?」 やや弱気なところを見せてはいるが、それ以上に自信の方が強くなっているようなラスクの様子を、一両日中に昇格を決める心づもりでいると読み取ったのだ。 「アメリア先生の話だと、あと2〜3回のトーナメントで昇格じゃないか、って」 「そんな……あっさり昇格できるもんなんか?」 「よく判んない」 「確か、ユリが今、上級の6級やったか?」 「それぐらいだよね」 「ちょくちょくトーナメントに行って、あの状態やから……」 「中級から上級は楽でも、そっから先は、修練しろ、って言われてる感じなのかな」 と、ユリの階級・級位を確認したことで、げんなりとした様子のラスクではあったが、それとは裏腹の決意を承知しているタイガは、敢えて確認の問いかけを投げかけた。 「それでも、上級に上がりたいんやろ?」 「負けてられないもん」 「それじゃ、そろそろ行くんか?」 「ううん。もう少し、復習してから行くつもり」 そう言うと、自分なりにまとめ上げたであろう、傾向と対策の資料を取り出して、ぱらぱらと目を通し始めた。 「よう、そんだけまとめたもんやな」 と、呆れながら周囲を見渡すと、ルキアから解放されたのか、一人でのぞき込むように教室の中をうかがっているユリと目があった。と、向こうも自分と目があったのを幸いとばかりに手招きを始めていた。 「おっさん」 「まったく……吾輩も同級生だと、何回言わせるつもりだ?」 と呼びかけられて、条件反射的に応えた事に、軽く自己嫌悪を感じたサンダースだったが、その後に続くだろう言葉を予想して、ますます嫌悪の念を強くしてしまった。 「見えへんから、しゃーないやんけ」 サンダースの予想通りの言葉を言い放つ当人に悪びれる様子はない。いや、悪びれると言うよりも、開き直っているようにも見える。とは言え、本人に悪意がないことぐらい、サンダースも判っている。 だからこそ、この面倒見の良い不良少年の呼びかけに応えているのだ。 「で、吾輩は何をすればいいのだ?」 「悪いけど、俺のかわりに、ラスクの相手しとってくれるか?」 「? ラスク殿たちのことは貴殿が引き受けているのではないのか?」 「しゃーないやないけ。弟は手がかかるし、滅多に頼ってこうへん妹まで来てもうたら。それに、あの様子やと、妹の方に付く方が良さそうやしな」 「恨めしきは、一つしかない己が身か。全く、見た目のわりには、面倒見が良いな」 「一言多いわ」 To be continued...-> 『Break the Wall 1st Half #3』
いや、ようやく、構成を修正して、つなぎ合わせることが出来た感じ。
って……完全につなぎ合わせることができたワケじゃないんだけどさ。まだまだつなぎ合わせるために、修正しなくてはならない部分は、いろいろと有るわけで。