ってのは、ラスクの話の方ね。これが終わって、ラスクの昇格話が終われば、後は昇格まで突っ切るしかないんだけど……後いくらかかるのか……
さてと、お茶濁しの微改変コピペの後で本文を。
大まかなおさらいは、00年02月02日。で、話の頭は、8/7。このパートの始まりは、8/18、つまり、この前の金曜日。
魔(大いなる力)を導く士(もの)として#3
<-『魔(大いなる力)を導く士(もの)として#2』 タイガがラスクのことを弟分だと明言したのと同じ頃。 ユリとラスクの二人は、碑に向かう途中にあった。 濃くなった緑は、木漏れ日と相まって、二人に影の網を投げかけている。 「今日は暑くなるのかな……」 自分の手を引いて、目的地に向かうラスクの言葉に、ユリは、どう答えればいいのか窮してしまった。 「暑そう……だね」 始業直前の時間帯とは言え、日差しには、夏の気配が宿っている。自分は、あと一つ、階梯を昇れば、眼前の少年、つまり、ラスクの両親と同じ立場となり、白銀の制服に袖を通すことが許される。が、ラスクは、今半歩後ろにいる以上、熱を良く吸収する、黒い制服を着ていなくてはならない。 「ぼくはいいけど、冬、寒くないの?」 「寒いは寒いけど、厚着になっても良いの?」 「風邪引かれるぐらいなら」 「そんなにヤワじゃないよ。私なら」 「無理しないでね」 と答えたところで、名残惜しそうに、ラスクが言葉を続けた。 「ここが、賢徒の碑。」 「で、御両親の名前なんだけど」 「耳、貸して」 「?」 不思議そうな表情を浮かべながらも、ユリは、ラスクの言葉に従った。聞かれることが憚られる、と言いたげな、彼の言動も、耳打ちされることで、ユリには納得が出来た。 「ありがと」 「先、戻っても良いの?」 と問われ、彼女は、 「でないと、ルール違反になるんじゃないの?」 と言葉を返した。その言葉には逆らえなかったのか、申し訳なさそうな表情を浮かべて、少年がその場を後にする。ますます小さくなっていく背中を見送ると、碑に向き直り歩み寄った。 To be continued... -> 『魔(大いなる力)を導く士(もの)として#4』
ダベリ
この辺りまでは、無理矢理一話分にまとめた影響からか、ちょっと歪みが見え隠れしてる気がするんだけど……どなんなんじゃろ?
えーっと、明日は、ラスクのファミリーネームが言及されるってところで。ね。