……ってなるとさ、次、ラスクの昇格話にとっかかる必要有るよね。
……どうしよう。全然話が動かない、絵が浮かばない……orz
さてと、お茶濁しの微改変コピペの後で本文を。
大まかなおさらいは、00年02月02日。で、話の頭は、8/7。このパートの始まりは、8/18、つまり、この前の金曜日。
魔(大いなる力)を導く士(もの)として#2
<-『魔(大いなる力)を導く士(もの)として#1』 「けど、なんで、タイガまで、碑(いしぶみ)のこと聞くのさ?」 レオンから碑の所在を聞き出そうとしたことが、不可解に思えていたのだろう。タイガの行動の意味を、ルキアが聞き出そうとする。 「だよな? ラスクの兄貴分って言ったって、ソレとコレとは関係ないだろ?」 と、ルキアと同じ心境になっていたのか、レオンもルキアに質問に賛同するような言葉を口にした。 「そうは言うても、ラスクもユリも居らへん以上、後、心当たりになりそうなんは、そこしかないやろ?」 「二人とも進んでるから、案外、『おいで、ラスク』『ユリさん』なーんて、やってんじゃないの?」 暴走し始めているのか、艶っぽい声まで再現しようとしているルキアの、的はずれな推測に、タイガは、冷徹な一言を投げ返す。 「それはない」 「なんで、そうだって言えるのよ?」 「二人とも、部屋に居らへんし、人の気配すらないんやからな」 「息を殺してるだけじゃないの?」 「ユリ(あいつ)にそんな器用な真似は出来へん」 気配を殺しているだけじゃないのか? とのルキアの反問に、タイガは、「長いつき合いである」との特権を活かした返答で叩きつぶし、感じたままを口にした。 「部屋に居らん、こっちにも顔出してない、となると……後、心当たりになるのは、ラスクが昇格したときと同じように、行ったんとちゃうかな、ってな」 「誰が? どこに?」 「ラスクを引き合いに出しとるのに、そこで、それを聴くか?」 自分の言葉に、真っ先に食い付いてきたルキアに、『空気を読め』と言いたげにタイガが反問を投げ返す。 「ぁ、そう言うこと」 意を得たり、との表情でルキアがタイガの反問に答えると、 「けどさ、『人の恋路を邪魔する奴は馬に蹴られて死んじまえ』なんて言うじゃない」 子猫がいやらしい笑顔を浮かべるとするなら、こんな顔なんだろうか、とタイガは思いながら、ルキアの続けた言葉に反論する。 「あほか。迎えに行くだけじゃ」 「それが、『馬に蹴られて』だって言うんじゃない。ねぇ、レオン」 「そうなのか?」 意味が理解できていない様子のレオンの反応に、ルキアは頭を抱えたくなった。 「……あんたに振った私がばかだったわ」 To be continued... -> 『魔(大いなる力)を導く士(もの)として#3』