#21・『Yuri learnt Lask had caught up』#4

今日この頃。実に、タイトロープな状況に突入しつつあります。
というか、『境界線』を書き始めた頃の状況とも言う。orz進歩してねーのかよ……
さてと、本文を始める前に、いつものようにコピペでお茶濁し。
えーっと、物語の始まりは、9/18。おさらい程度のまとめは、00/2/3。
で、今のパートは、10/11から。
んでは、本文をば、どぞ。

Yuri learnt Lask had caught up #4

<- 『Yuri learnt Lask had caught up #3』

「まず一つ目。ごめんね、ラスクの話も聞こうとせずに、怒鳴っちゃって」
 ユリの謝罪の言葉に、ラスクは、頭を振った。
「ぼくも、何も言わずに出てきちゃったから」
「ううん。違うの。私もさ、アメリア先生にお願いして、言わないようにして貰ってたから……」
「でも、ユリは、教えてくれたよね」
「気をつかわないの」
 自分を気遣うような事を口にするラスクのおでこを、ユリは軽くつついた。照れたような笑みを浮かべつつ、ラスクが続きを促すように言葉をかけた。
「二つ目は?」
「もう。すぐに、先回りする」
 ユリにしてみれば、ペースの主導権を握っておいたいところだったが、今のラスクの様子を見ていると……多少先回りされても良いか、と思い始めていた。
「ラスク、こっちに来て」
 と、ユリはラスクを呼び寄せる。どうしたんだろう、と思いながら、ラスクが、彼女の言葉に従うと、
「約束通り、ペガサスで待っていたよ」
 と告げながら、そっとユリが抱き留める。
「ありがと……」


 ユリの温もりに包まれていることを選んでいたラスクだったが、はっとした表情を覗かせると、突然、彼女の腕から抜け出そうともがき始めた。
「どうしたの?」
 突然わたわたともがき始めたラスクを落ち着かせようと、ユリが声をかけると、ラスクも、
「ユリに、受け取って欲しいモノがあるんだ」
 と彼女に告げていた。
――誕生日は、まだ先の話だし……なんだろ?
「受け取って欲しいもの?」
「前、言ってたよね。フラワーさえ手に入れば、ペットメダルが揃うって」
 ユリには、そんなことも言ったような気がした程度のことだったのだが、ラスクはそれをしっかりと覚えていたようだった。
「そんなことも言ったっけ?」
「うん」
 曖昧になっていた記憶を確認するように、ラスクに問いかけてみるが、帰ってきた言葉に変化は無く、キッパリと言い切っているようにすら聞こえた。
「でね……二枚目のフラワーメダル、手に入れたから、受け取って欲しいんだ」
「え?」
 ユリには、ラスクの言葉の意味がすぐには理解できなかった。
 自分の記憶が確かならば、ラスクは、見た限り最後のトーナメントを優勝で飾っていたはずだ。だが、彼がしっかりと握っていたメダルは、フラワーメダル。つまり、特殊メダルの条件が成立していたことになる。
「で、ね。これなんだけど」
 と言いながら、しっかりと握っていたフラワーメダルをユリに渡そうとした。
「ちょっと待って……それって、ま」「あ、気にしないで。それ、前に獲ったブロンズ代わりのフラワーメダルだから」
 まさか、ゴールド代わりのフラワーメダルじゃないの?、と聴こうとしたユリの質問に被さるように、ラスクが言葉を投げ返し、その手に握っていたメダルをユリに手渡した。
「でさ、ラッピングとかしてなくて、ごめんなさい」
「まったく、私に押しつける気?」
「うん」
 呆れたようなユリの言葉に、ラスクは照れくさそうに笑って返した。

To be continued... -> 『Yuri learnt Lask had caught up #5』

ダベリ

本文読み終わってから、読んでるものと仮定して、話を進めさせて貰うけど……
ラスクが大嘘ぶっこいてるのは、ここ見てる人なら判るよね。
で、その嘘がどうなるのかは……明日の話なんだけど。

実は、話のストックが明日の分までしかありません(瀧汗)。
なんとかしようとは思っているんだけど……ここへ来て筆が止まるという始末……
タイガ兄ちゃんを主体にしてるときは、良い感じに廻ってくれてたんだけどなぁ……

……ダダアマだから、筆止まってんのかな?(マテ

ま、そんな感じで……クライシスの迫っている中、続きは、また明日と言うことで。
……並行して、最後の昇格話の準備しなきゃ…… orz