#26・『Report from Lask to Taiga』#2

毎度のように、午前中の第一更新はやっつけ仕事。(ひでー
さてと、本文を始める前に、いつものようにコピペでお茶濁し。
えーっと、物語の始まりは、9/18。おさらい程度のまとめは、00/2/3。
で、このパートは、10/20*1から。
んでは、本文をば、どぞ。

Report from Lask to Taiga #2

<- 『Report from Lask to Taiga #1』

「ま、こっち戻ってきたんやったら……」
 と、タイガが席を立ち、二人の方に向かって歩き始める。
 タイガの行動の意味を読み取り損ねたのか、ルキアが間の抜けた声で、タイガに問いかける。
「あれ? お邪魔虫は、退散するんじゃないの?」
「一応、確かめときたいことも、あるんでな」
 と、ルキアの問いかけに答えた後、ユリに、
「ラスク、借りるぞ」
 と告げていた。
「う、うん……」
 静かな威圧感を備えたタイガの言葉に、気圧されてしまったのか、戸惑いながら、ユリは諾と答えていた。


 ユリの様子から、何を言われるのかと、緊張した面持ちで、タイガの後に続いて、ラスクが廊下に出る。
 ラスクを廊下に連れ出すと、以前、そうしたように、タイガは、壁にもたれながら、しゃがみ込む。
「辛かったら、もたれて座り込んでも仕方ないやろ」
 と、中級魔術士だったときと変わらずに、壁にもたれているだけのラスクに言葉をかける。
「明日は、フェスタに出るな、って」
「しゃーないわな。ぶっ倒れるまでトーナメントやった後じゃ」
 ラスクの短い返答に対して、タイガは、溜息混じりに答える。
 第三者から見れば、噛み合っていないような会話ではあるが、当事者である二人には、それで充分なのだろう。納得したかのような、ラスクの言葉が続いたことからも、それは充分に明らかなことだった。
「だよね……」
 喧噪が、二人の間を埋めていく。と、タイガが確認するかのように、言葉をかけた。
「で、明日はどうするんや?」
「先生に、言う前に戻ってきちゃったから」
「それなら、先生言うとったぞ。明日は、お前さんと、ユリの二人は休みって事にしとくって」
 アメリアから託されていた言葉を、ようやく伝えることができた、と言う表情をタイガが覗かせる。が、その言葉を投げかけられたラスクの方は、その意味を瞬時に理解することができなかった。
「ちょ!? なんで、ユリまで」
 一拍おいて、その伝言の意味を悟ったのか、あわてふためくラスクの様子を見て、タイガの表情が緩んだ。
「知らんがな。俺は、先生から伝言頼まれただけやから。それに、どのみち、ミランダ先生からは明日一日休め言われとんのやろ?」
 伝言は伝えたぞ、との調子で、ラスクに伝えると、ミランダの制止を確認するように問いかけた。
 すると、ラスクの方も、それには、反論できない、との表情で頷いて答える。
「レオンに報告するだけ報告して、それから、先生特製のデートコースで、デートするってのも有りなんとちゃうか?」
「ちょ…… フェスタが始まるって言うのに、そんなことしている余裕があるわけ」
「確か、今度のフェスタも期間増量やったはずやぞ」
 と、タイガは、翌日から始まるフェスティバルの解禁期間を口にした。まるで、ラスクの反論を防ぐことが目的だと、言わんばかりに。

To be continued... -> 『Report from Lask to Taiga #3』

ダベリ

昇格報告というより、経過報告の性格の強い、このパート。タイガ兄ちゃんは、タイガ兄ちゃんで、気がかりだった様子で。
まぁ、本文を読んでいけば判ることだけど……アメリア先生のデートコースねぇ……
どんなコースを設定しているんだか。
作中では、夏まっただ中だから、マロン寮の辺りで、ってところなんかもしれんよね。
ラスクに泳ぎの手ほどきをするユリですか……それはそれで良くね? って、俺は書かねぇけど。書いてる余裕がねぇよ。これが終わったら、次にとっかからんとまずいんだから。

まぁ、今日はこんなところで。また明日に。

でもさ、話の半分以上が、昇格当日で止まっているから、そろそろ時計進めろよ、とか言われそうな感じね。

*1:約分したら、1/2になるじょ?(ダマレ