最近、生活リズム乱れまくり。って、書くことに集中できる時間帯が、遅い時間帯になっているのが、最大の影響なんだけどさ。
ストックはねぇ……昨日に比べると、ちょっと回復。今取りかかってるのが、『最後の境界を目指して』の最終盤付近の時間帯。と言えば、どういう時期か、わかる人もいると思う。
スタートは、06/12/04。おさらいは、いつも、と言うか、毎度のように00年2月4日に。
このパートは、最初のパートなんで、スタートの日が、パートの始まり。
では、本文。
To the BORDER, It is 4 steps more.#9
<- 『To the BORDER, It is 4 steps more.#8』 「とっとと済ませますか」 とまるで、予習か何かに臨むような口ぶりで、ラスクと入れ替わりに採寸のためのパーティションに足を向けていた。 「約束、したんですって?」 二人きりになり、採寸を始めると、クリスの方からユリに話しかけた。 「な、なんのこと?」 クリスの突然の言葉に、ユリの方も、狙いを飲み込めずに慌てるような言葉を返すしかできない。そんなユリの様子に、クリスも揺さぶりをかけるつもりなのか、敢えてはぐらかすような言葉を投げかける。 「碑への報告のことです」 「わ、私が、そんなところに行く必要なんて無いじゃない」 「どういう場所なのか、聴かないんですか?」 と切り返され、ユリの方がしまった、と言う表情を覗かせる。 「隠し事のできない人ですね」 と微笑みながら、ユリに言葉をかける。それだけではない。 「って、私には隠す必要ないと思うんですけど?」 問い糾す、というより、諭すような優しい言葉で、クリスは言葉を続けている。その言葉が決定打となったのか、諦めたようにユリが溜息を漏らす。 「ラスクのお姉さん、なんだっけ……」 確かめるような彼女の言葉に、クリスも静かな答えを返す。 「そうですよ」 「ラスクには秘密にしといてよ?」 「秘密にって……あの子も感付いているかも知れませんよ?」 「かな…… ラスクって、結構、鋭いことあるから」 「で、なんなんです?」 ラスクのことを考えてしまい、言葉が止んだユリに、クリスが、先を促すように、との言葉をかける。 「ラスクが、賢者になったときに、私の賢者昇格も報告するって」 「強気ですね」 「何よ、それー!」 「アメリア先生にたずねたんですけど、ラスクと星の数、同じなんでしょ?」 「もぅ! クリスまで」 クリスの言葉に、不満そうにユリが応える。 「もしも、ユリさんが賢者になる前に、ラスクが賢者になったらどうするつもりなんですか?」 と、問いかけられ、思わず言葉に詰まる。 「それは……考えてなかったかも」 辛うじて答えを見つけはしたものの、今までの自分たちの昇級のペースを思い出してみた。 ラスクが、初めての昇格検定をクリアしたとき、自分は上級六級になっていた。ラスクが、その級位になったとき、自分は、二度目の昇格検定をクリアしていた。そして、ラスクが二度目の昇格検定をクリアしたとき、自分は、大魔導士八級だった。 そして、今、自分たちは、同じ、大魔導士四級になっている。 彼我の昇級ペースを考えに入れると、いや、ラスクの参戦回数と、自分の参戦回数を計算に入れて、冷静に考えなおすと…… ラスクが自分に追い付くのではなく、自分がラスクに追い付かなければならない立場だと言うことに気がついてしまう。 「ううん、違う。考えたくなかったのかも知れない」 と、ユリは悔しそうにつぶやいていた。 「追い着くべきなのは私の方なのに……」 To be continued... -> 『To the BORDER, It is 4 steps more.#10』
ダベリ
今日は、ユリの採寸風景とかなんとか。
さてと、作中のユリとラスクの昇格ペースが、おいらの実際の戦績に基づいているのは、何度も言ってることだけど、ラスクが足踏みしていた時期、リアルでは、エルフのカードを残しておきたくて、ラスクカードを動かさなかった、っての正直なところ。あの頃は、まださ……今みたいに白すぎず黒すぎない時期だったんだよなぁ、と、ちょっと早い目の懐古してみるテスト。
それを動かすようになったのは……昇格話を書くか、って思い始めたからなんだけどね(笑)。だから、一番最初の『境界線』では、昇格した日付に捏造入ってる*1しね。
んなワケで、実質的には、セカンドカード化したのがラスクカードなわけだけど、それでも、稼動初期においては、トップカードだったことに変わりはないわけだし、実際の戦績でも、こっちの方が上だったのは、戦績を確認してもらうとわかるんだけどね……(汗)。
けど、ユリカード持ちで、そのユリカードが赤い*2ペットを連れてるって……珍しいタイプのような気がする。なんとなく、ユリはスポーツに強い*3、ってイメージがありそうやん? そのイメージに真っ向刃向かってる気もするし。
ま、その辺は、読み手の判断に任せるとして。
今日のところは、これまで。続きは、また明日と言うことで。
……週五だったら、まだ七話目だったんだよな。終わる日が本当に見えてこないよ、この有り様じゃ。